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カーボンフットプリント

カーボンフットプリント制度の開始

今後の政府によるCO²排出量規制、CO²削減を求める消費者の声の高まりなどを見据えると、 製品に使用されるCO²の管理はCSR(企業の社会的責任)の観点からも重要であり、更にコスト削減や消費者イメージ向上につながると企業側は考えています。

ISO(国際標準化機構)では、イギリスなどのいくつかの国がパイロットプロジェクトの開始や制度に関するルール作りの検討など具体的な取組を始めており、このような動きを受け、カーボンフットプリント※1制度の国際標準化が検討されることとなりました。

2008年1月のISO/TC207/SC7 メキシコ・シティ会合では、カーボンフットプリント制度の国際標準化の必要性などを議論する ワーキンググループ(WG)の設置が決まり、同年4月のウィーン会合を経て、同年6月のボゴタ会合では、我が国がイギリス、ドイツ、 アメリカ等と共同で製品のカーボンフットプリント制度の国際標準化作業開始の提案(NWIP:New Work Item Proposal)をいいました。

その後、加盟国による投票の結果、同年11月にNWIPが承認され、カーボンフットプリント制度に関する国際規格であるISO14067の 開発が開始されることになりました。ISO14067は、最終的に2011年11月に国際規格として発行される予定です。この制度が発行されると、 カーボン・フット・プリントに対する関心はますます高まり、企業も対応をせざるを得なくなると考えられています。

※1 一般的に製品が販売されるまでの温室効果ガス排出量によりあらわされる。